東洋言語BLOG

「いい学校」ってどんな学校?

「TLSはいい学校?」

A1クラスで、こんな会話になったとき、
「もちろん!」
「TLSが一番いい学校です。」
周りの学生が即答した。みんな笑顔になった。
あ、こんなふうに思っているんだとうれしくなった瞬間だった。

改めて考えてみると、「いい学校」とはどんな学校だろう。

TLSの学生はいろいろだ。
日本で働きたい学生。
日本の技術を学びたい学生。
ときには、道に迷って立ち止まっている学生もいる。

TLSのスタッフはいつでも学生一人一人と向き合い、背中を押し、学生の声を聞こうとする。
何よりも学生の成長を望んでいるのだ。
そこに「いい学校」があるのだと思う。

最近、初級のP4クラスで、ある変化がおきている。

「すみません、○○さん、ちょっと教えてください。」
「○○さん、もう一度練習しましょう。」
「○○さん、がんばって!」

4月に授業をスタートしたときには聞かなかった言葉だ。
日本語学校を卒業したとき、もう先生はいない。
自分の日本語で、困難な状況を乗り越えたり、自らの環境を作ったりしていかなければならない。
そんな日本語をここで学んでほしい。

2012年5月19日 東洋言語学院 和泉 温子