東洋言語BLOG

学生が考えた「表情の力」

12月13日、作文コンテストを行いました。
この作文は12月9日に全学生が一斉に書いたものですが、作文を書くまでには4つのステップが10月期の勉強に計画的に埋め込まれました。
1.言葉以外のコミュニケーションについて考える
    →言葉よりも重要なものって何だろう?
2.作文の構成のバリエーションを学ぶ
    →段落の作り方や接続詞の種類
3.深く考えたものを発表する
    →適切な例と分類方法の使い方
4.ディズニーランドの成功を考える
    →実際に自分が体験してみる

学生が当日まで知らなかったテーマが「表情」でした。それぞれの学生が「表情の力」や「表情の意味」について自分の考えを時間内に日本語を使って展開しました。

それでは、最優秀作品の1つを紹介します。

 人々はそれぞれ異なる顔を持って生まれる。そして、生まれた子供は最初、母と父の顔を見る。それから、その子供は人の表情を見て学ぶようになる。今から、人々の表情の重要性を説明する。
 人の顔を通してその人の人生を見るのが出来るという。この理由は簡単だ。大変なことがあった時、毎日不安定に考える人の顔にはいらいらした表情がたくさんある。反面、毎日肯定的に問題を解決した人の顔には笑顔がたくさんあった。また、人の表情によって相手の気持ちを決めることができる。今、自分の気分がよくないとして相手にもその気分を伝える必要はない。もし、そのよくない気持ちを相手に伝えれば、お互いの関係が悪くなるだけだ。また、先ほど私が言ったように子供の表情は両親の影響を大きく受ける。もし、自分が大変だといって毎日いらいらした表情で生きれば、子を持った時、その子もすべての問題を否定的な視点で見るようになるだろう。
 このように、人々の表情は単純なことではなくて、表情によってその人の人生を決めることができるほど、重要なことだ。また、人間は自分を暗い表情で見る人より明るい表情で見る人が好きだ。これを繰り返せば、人間関係も良くなると思う。

大学2クラス 李 昇澔

2013年12月18日 東洋言語学院 伊東 隆作